家は人間の体によく例えられますが、
内覧会でお会いするお客様の9割以上が外観や内装重視で来られます。
勿論出来上がりは大事ですよね!
やはりイケメンな旦那に美人な嫁さんこれが理想です!
でもその人の体の中は?健康ですか?
でもお医者さんでもないのに体のことなんて解らない???
そうなんです!
ほとんどの方が家の内側の構造体のことや使われている物がどうなのか全く解らないのです。
<9割の家はどのようにして造られているのか?>
家の構造体は今9割が工場による機械生産になっています。
機械が自動に穴を掘ったり切ったりするシステムでプレカットと呼ばれています。
メリットとして小さい家なら3日から4日ほどで出来上がるため後期短縮、生産性の向上につながり、そして金額が安くできるのです。
お客様にとってのメリットは早く家が建って安くできる事です!
造る側からすれば、大量に生産出来て手間もかからずコストダウン!どんどん仕事ができます!
大工さんの腕も必要ないしイイこと尽くし!!
<生産型の問題点>
業者によっては乾燥材を使わないところもあります。含水率20%ほどの物でないと木は収縮が激しく長さや大きさが変わってしまい家の歪みの原因になってしまいます。
乾燥材だとしても短時間で高温乾燥させすぎて本来の木材の耐久性を発揮できません。
木というのは油(養分)を蓄えています。その養分が酸化を防ぎ、害虫から自身を守っているのです。
高温乾燥した材は乾燥温度が高く油が蒸発してしまうためこの機能が損なわれるのです。
シロアリや湿気にとっても弱い材料になります。
解決するにはゆっくり乾燥すること天日干しで1年から2年そして乾燥機で含水率の調整が理想です。
でも、9割の会社がプレカット会社に注文をするのにこれでは生産が成り立たないですね。
<構造の問題点>
プレカット生産された構造体の問題点は金物で構造を固めていかなければならないことです。
どうして金物に頼ってはいけないと思いますか?
ふじはたが思う3つの疑問。。。。
1・ボルトで材をつなぐと完成時には木が痩せてネジが緩んでる事を知っていますか?
木は呼吸していますので収縮を繰り返しています。
しっかり締めたとしても2か月ほどすると手で回せるほどに緩んでいます。
2、金物の強度は木の80倍ほどあり地震時には木を逆に裂く可能性があるのでは?
柱や梁に太くて長いネジを何十か所に打ったり、
柱と梁をつなぐボルトなど大地震の際には木を痛める原因になるのではないでしょうか。
3、いくら金物で固めても地震の時は揺れる。揺れて曲がった金物は元に戻らない。
曲がりくねった金物は元には戻せません。
地震がおこるたびに歪んだ家になるのではないでしょうか。
ほかにも様々な疑問点はありますが主に構造の3つのポイントを紹介しました。