大工の高齢化による職人不足。既製品普及により衰えてきた技術。合理化を進め生産重視の住宅業界そんな現状のなか、現在の住宅の寿命は25年とあまりにも短いものになってしまいました。
せっかく建てた家が25年で耐震性や耐久性に問題がおこることなど誰も疑いもせずにいるのが
お客様の現状でもあります。
大手だから、基準をクリアしていから大丈夫だとは限りません。
ここではちょっとしたふじはたの、こ・だ・わ・りをご紹介します。
経営理念である「私たちは人間性を高め豊かにする考えに基づき・・・」
の考えのもと私たちは、お客様の為にならないことはしない。
お客様が心豊かに暮らせる家創りをする。
という考えをもって日々建設に取り組んでいます。
ただ造ることを考えてできる家と、そこに住む人の事を考えて創る家とは大きな違いがうまれます。
現在9割の住宅業界はプレカット工法による金物に頼る作りになってしまいましたが、
ふじはたでは昔ながらの伝統工法による栓取りや現代の金物を取り入れより安心できる構造体を作っています。
簡単にですがプレカット工法と伝統工法の違いについてご説明します。
プレカット在来工法
通し柱
①
②
③
柱と土台
①
②
①通し柱と梁を金具で固定した様子です。
②梁側からと柱でボルトで締め付けて接合しています。
③ボルトを緩めると簡単に外れます。
梁のさし口の加工細工も短いですね。
写真は1面に刺していますが
2面でも3面でも原理は同じです。
①続いては柱と土台のつなぎ目です。
写真には載っていませんが
プレカットでは柱と土台も
金物でつなげます。
②解体するとこんな感じ
やはりさし口の加工が短い
ふじはたのおこなっている伝統工法
通し柱
①
②
③
④
⑤
⑥
柱と土台
①
②
①ふじはたで使われている
通し柱の実寸模型です。
この模型を解体していきます!
柱も大きいですね!
②まず梁に刺さっている栓を抜きます!
※実際は打ち込むと抜けません。
③栓が抜け外れるようになります。
④内部は複雑な作りになってます。
また栓が見えますね!
同じように抜いていきます。
⑤栓が抜けると外れます。
さし口加工の細工も長くなってます。
こうすることで揺れに対するネジレが
少なくなります。
⑥もう一つも同じように栓を抜き外します!
長いさし口で反対の材との揺れのネジレを 少なくします。
こうすることで地震に長く強い家になるのです。
①長いさし口加工された柱が
土台へ入ります。
こうすることで土台だけではなく基礎に
直接家の重さが伝わります。
②最後は栓をしっかり打ち込んで
柱と土台をつなぎます。
構造用合板とは一般的にはコンパネという言葉をよく聞くと思います。
木のチップで造ったパネルをボンドで何層にも接着したものです。
最近ではプレカットの金具止めの住宅では強度を持たすために外部全体に貼られるようになりました。
そして床の下地、屋根の下地にはほとんどコンパネの素材が使用されています。
安価で施工が容易そして既製品の床はこの材料を使わないと強度不足で施工ができません。
一般的に使われている材ですが25年から30年ほどするとどうなると思いますか?
私たちは小さなリフォームもよく行います。
どういった依頼が多いかというと、「床が腐って抜けそうだから貼替がしたい。」
と、言うものです。それも築25年ほどの物が大半です。
でも実際は床を解体してもどこも腐ってはいないのです。
何がおこっているのかというとパネル同士のボンドが劣化して剥がれてしまい
強度不足がおこっているのです。
湿気の多いところ、大きな窓の近くでにこういった現象は多くおきます。
特に外部って雨の侵入や温度差で結露が生じやすい箇所です。
外部の合板の強度が落ちると耐震性が悪くなります。
どうでしょうか?
25年ほどしたら床をリフォームしないといけませんがそれでもあなたは合板の床材を選びますか?
もちろんメーカーは「今はボンドが良くなってる」と言うでしょう。
本当にそう思いますか?
素人には解らないことですが工務店、施工会社はそんなことまで気にしてくれていると思いますか?
家造りは商売ではない。私たちはそう考えています。